NANIMONO社員インタビュー
Aki
Goto
- PROFILE
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後藤 瞳希
空港事業部
2015年入社
文化構想学部 文化構想学科 卒
入社後、三菱地所プロパティマネジメント株式会社にて都内オフィスビルの運営管理に従事し、空室リーシングや賃料交渉などを担い、2019年に空港事業部に異動。途中、高松空港株式会社への応援派遣、新事業創造部との兼務、労働組合組織部長も経験し、現在に至る。
※所属部署・掲載内容は取材当時のものです
NANIMONO社員インタビュー
Aki
Goto
後藤 瞳希
空港事業部
2015年入社
文化構想学部 文化構想学科 卒
入社後、三菱地所プロパティマネジメント株式会社にて都内オフィスビルの運営管理に従事し、空室リーシングや賃料交渉などを担い、2019年に空港事業部に異動。途中、高松空港株式会社への応援派遣、新事業創造部との兼務、労働組合組織部長も経験し、現在に至る。
※所属部署・掲載内容は取材当時のものです
OJT期間中は、3年目の先輩とともに仕事をしました。入居テナントやビルオーナーから信頼され、いつも正しい方向に導いてくれる先輩がかっこいいと思う一方、自分が先輩のように活躍できるイメージがまったくわかず、チームに自分がいても意味がないのではないかと自信が持てませんでした。しかしその度に先輩は、一人で成果を出せばいいのではないこと、先輩ができないことをやってほしいと思っているのではないこと、誰もができることを率先してやってくれるだけでも、チーム全体でこなせる業務量が増えてありがたいのだということを、優しく教えてくれました。そして最後には必ず「一緒に頑張っていきましょう」と、常に私に寄り添ってくれました。「先輩の役に立ちたい」「先輩に頼らなくてもいい自分になりたい」と焦っていましたが、自分が革新的である必要はなく、先輩たちが築いたものを引き継げる人材になることが重要なのだと気づかせてもらえました。
ある担当物件のオーナーが変更になり、初めて取り引きするお客様(オーナー)からプロパティマネジメント業務を任せてもらえることになりました。新たなオーナーにとって、そのビルは初めて扱う大規模物件。社内でも注目を集めていたようで、ビルの収益改善が喫緊の課題でした。 そこで、館内テナントへの増床相談から増額交渉、周辺地域で入居いただけそうな会社様への100件ほどの飛び込み営業を行い、入居いただいているテナントに長く快適にビルをお使いいただけるよう、シェアサイクルやマッサージサービスなどの導入も行いました。 特に増額交渉は数ヶ月に及ぶ長い交渉となることもあり、時には「もう応じないと終わんないんでしょ(笑)」なんて言われることも。論理的思考で相手を説得するのも一つですが、何度でも会ってもらえるキャラクターでいることや、仕方ないと思ってもらえる愛嬌も大事で、自分はそこが強みだと思えた瞬間でした。
高松空港の民営化にともない、新会社を設立。同社には、民営化前より高松空港の運営に携わっていた人、転職してきた人、他社から出向してきた人、そして当社社員と、バックグラウンドの異なる様々な人たちが集まりました。全社を挙げて業務改革に取り組むなかで、私が提案した業務効率化案が、図らずも旧来のやり方を否定するように伝わってしまったことがありました。良かれと思って提案しただけなのに、と最初はショックを受けましたが、相手の抵抗感の裏にある事情や感情を汲み取れておらず、何より、相手を尊重する姿勢を伝えきれなかったことを大いに反省する機会となり、多様な視点を持つことの大切さを、身をもって学びました。しかし、一度ぶつかり合えるとその後はお互い本音で話し合えるように。本社に戻る際には「後藤さんと一緒に仕事ができてよかったよ」と言われたことを、いまでもとても嬉しく思っています。
気づけば空港の運営管理を担うチームのなかでも古株となり、それまでの経験から色々挑戦できる状況が生まれていました。まずは社会人人生で初めてとなるトレーナーを経験できることになりました。また、高松空港で知り合った先輩とともに新規事業提案制度に応募した「土産無人販売事業」が採択され、新規事業創造部で事業化検討を進めことになりました。さらには新卒採用で学生と面接をしたり、はたまた労働組合組織部長に推薦いただき、社員同士の交流を促す初めての企画を立ち上げたりと、当時の私は新しいことだらけ。どれも興味深いものばかりで「この機会を逃したらもうできないかも!」と思い、あれもこれもと手を広げすぎた私は、途中でパンク。先輩、チームの皆様に⼤変ご迷惑をおかけしながら、土産無人販売事業の事業化検討を手放すことになりました。とにかくこの会社はやりたいことが多すぎる! 周囲に迷惑をかけたことを反省し、自分のキャパシティとやりたい優先順位を改めて考え直すようになりました。
三菱地所グループの力ってすごい! グループ力を活かして新しい企画を考えるのが楽しい! 自治体でも航空会社でも旅行会社でもグループ内のほかの会社でも、たくさんの人と出会え、色々な考えを知れるから、刺激だらけの毎日です。 「プレミアム・アウトレット」をサテライト版にして静岡空港・高松空港に出店。「丸の内バレンタインフェア」を高松空港・下地島空港・函館空港へ拡大展開。航空券や宿泊券が当たるガチャガチャイベントを、当社グループ商業施設で初開催。大手町・丸の内・有楽町の500店舗以上を対象にした抽選キャンペーンの実現。航空会社や自治体など、60事業者以上が参加する当社関連空港連携イベントの開催などなど。多くの社内外の関係者の協力のもと、自分の発案が1年間に何度も形になる面白さを実感しました。 これらの企画は、成功を収める時もあれば、予測通りの結果にならないことも。それでも、チームメイトや上司は「やってみて○○が分かってよかったね」「お疲れ様」と、まずは挑戦に対するねぎらいの言葉をかけてくれます。だからまた頑張ってみたい、チャレンジしてみたいと自然に思えてしまいます。それだけに私もチームメイトにとって「何かやりたいな」と思ったときに相談してもらえる人、その挑戦に「いいね」と応援できる人になりたいと思い、今日も業務に励んでいます。
高松空港
三菱地所はチャレンジに寛容! 会社としての精査はあるものの、大前提として社員がやりたいと思っていることを応援しようとする土壌があると感じています。そして社員一人ひとりも柔軟性と実行力に長け、人想いで、困ったらいつでも助けてくれる! 自ずとやりたいことが次々と生まれます。
「とにかく分かりやすい」と言われます。当初は「ばれないようにしよう!」と隠していましたが(隠せていたかは知りません)、いまはそれが相手にとっての親しみやすさ(警戒のされなさ)にもつながっており、ある種ビジネススキルとしてありなのかも? とも思っています。